今日9月19日は、敬老の日。「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」として、国民の休日に定められたそうです。
曽田正人の漫画にも、“老人”もとい、愛すべき“オヤジ”たちが、登場してきました。そこで今日は、“オヤジ”たちのシブく熱い名場面をご紹介していきます。
『シャカリキ!』由多比呂士
主人公テルが所属する亀高自転車部の監督。普段は寡黙ですが、ことロードレースになると、少年のように熱く滾る、名監督です。日本中の最高峰のロードレーサーが集う「ツール・ド・おきなわ」で、優勝候補といわれている選手たちを追い抜かしたテルに対し、由多監督は大きく叫びました。
『め組の大吾』五味俊介
めだかヶ浜出張所所長。幼い頃の朝比奈大吾を火災から救っており、大吾はその経験から消防士を目指します。競馬好きで呑気な所長のようにみえますが、数々の火災現場から人々を救い、伝説的存在とされています。今日ご紹介するのは、昆布山の山林火災から少女を救出し、肉体も精神も疲弊しきっている大吾に五味所長が語りかけるシーン。
『capeta』竹森基
ノア・モータースポーツの会長でありエンジニア。主人公・平勝平太の実力を見出し、ノアのF3チームのドライバーにしました。厳しい性格ですが、内心、カペタのレーサーとしての能力、年齢に見合わぬ言葉の説得力に感嘆しています。それでは、カペタのことを愛を込めて「小僧」と呼んでいる竹森会長の、名場面をどうぞ。カペタが全日本F3初優勝を飾り、「このチームだからオレはF3に勝てたんです」と語るシーンです。
『テンプリズム』事九
主人公ツナシの出身国であるカラン王国の長老。自国を滅ぼされてから、ツナシやユイと共に隣国を転々としながら、ツナシに秘められた“力”を信じて、彼の覚醒を待っていました。今日紹介するのは、ツナシを殺そうと目論む“闇の戦士”ニキと、事九が対話するシーン。事九は、敵であろうと、ニキを信じ、彼女を骨の国の洗脳から解放しようと語ります…。
読み返したくなった方は…
いかがだったでしょうか。どの“オヤジ”たちも、全力で生きる若者たちを信じながら、“厳しさ”という優しさと愛を持って、育てていますね。あなたの周りにも、そんな方がきっといるはず。今日はメッセージを送ってみては、どうでしょうか。
また、曽田正人の漫画を読み返したくなったあなたにグッドニュースです!
『め組の大吾』が、アプリ「マンガワン」で全巻一気読み企画を、9月26日まで実施中。詳細はこちらをご覧ください。
また、『capeta』は、先日、コンビニコミック版が発売されました!竹森さんが、よりカペタにハマりだす様子が描かれた巻です。電子版でも発売しているので、気になる方は、ぜひこちらから!
さらに、『テンプリズム』は1〜30話が、漫画アプリ「ピッコマ」で無料公開中なので、事九がニキを諭した第20話がフルバージョンで読み返したくなった方は、こちら!