今日で、10月になりましたね。2016年は、あと3ヶ月で終わりです!(はやい!)

そんな10月がはじまった本日から、コミックアプリ「マンガワン」で、とある企画がはじまりました・・・。曽田正人が描いた『昴』『MOON』の、同時全巻イッキ読み企画です!!

『昴』『MOON』とは?

『昴』 1999年~2002年に『ビッグコミックスピリッツ』で連載された作品です。その続編である『MOON』は、同じく『ビッグコミックスピリッツ』で、2007年~2011年まで連載されました。

『昴』も『MOON』も、主人公の 宮本すばるという 少女の人生の軌跡を描いた物語となっています。物語は、彼女の壮絶な幼少期から始まります。そこで彼女は「踊り」と出会い、その強烈な才能を開花させ、世界を席巻するようなダンサーになっていきます…。

バレエより先に、すばるがいた。

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以前、『コミッカーズ』のインタビューで曽田正人は、「『昴』は実は、バレエのマンガ描きたいってよりも、宮本すばるって奴がいるから、それを描いているんです。」と答えていました。

バレエより先に、すばるが曽田正人の頭の中にありました。ゆえに、『昴』『MOON』は「宮本すばる」の伝記になっています。すばるの人生は、プロのバレエダンサーとしての王道とは言い難く、想像のつかない道を通っていきます。その人生は、多彩な出会いに溢れていました。

横須賀のキャバレー「パレ・ガルニエ」のオーナーであり師匠の日比野五十鈴。

ニューヨークの貧乏バレエ団「システロン・バレエ・カンパニー」の芸術監督ザック・ジャスパー。

バレエ界の女王として君臨する世界最高峰のダンサー・プリシラ・ロバーツ。

北欧出身の盲目のダンサー・ニコ・アスマー や、プリシラに憧れる中国人バレリーナのライバル・ミンミンといった、一癖も二癖もある様々な人物たち。

 彼らに刺激を受けながら、バレエの世界に生きるすばるの人生は、強く、美しいです。ぜひ『昴』と『MOON』は通して、お楽しみください!

曽田正人が描く、青い炎。

また、同インタビューでは、『シャカリキ!』でも『め組の大吾』でも描けなかった、青い炎が描きたいと思って、すばるを描いたと答えていました。赤い炎より、さらに高温な、究極の氷のような炎。

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『シャカリキ!』『め組の大吾』『昴』『capeta』、と歴代の曽田正人作品の主人公たちが揃ったイラストでも、その「炎」の違いは、あらわれされているように、感じます。

『シャカリキ!』と『め組の大吾』を読んだことはあるけど、青年誌だった『昴』『MOON』は読んでないなかった、という方は、ぜひこのご機会にお楽しみください!

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