ある1つの作品の、色々なレビューや評論を読むことってありませんか?
視点や切り口が面白い人のレビューは、「同じ作品でも、こんな見方があるんだ!」と発見があって、ついつい読んでしまいます。そこで、今日は、今までにあった『テンプリズム』の色々なレビューをご紹介したいと思います!
戦闘的恋愛ファンタジー『テンプリズム』のニキにぼくが惚れた理由。
マンガレビューサイトを運営している、レクシアさん(@hyper_lexia)のレビュー。レビューからは、「ニキが好き!だけど、可愛いからという理由だけで好きなんじゃない、性格、内面ふくめて好きなんだ!」というのが、強く伝わってきて、ニキへの深い愛を感じます。笑
悔し涙を流すニキに惚れた理由も書かれていて、素敵なレビューです!ニキ派の方は、共感必至のレビューだと思うので、ぜひ読んでみてくださいね。
恋愛で素直になれないとき、自分の本音はどこにある? 『テンプリズム』曽田正人
ブロガーの桐谷ヨウさん(@fahrenheitize)のレビューでは『テンプリズム』を、「恋愛漫画」としてとらえて、恋愛漫画の醍醐味と、現実の恋愛の話しを織り交ぜて、作中の恋愛模様を語ってくださっています。このレビューも、他の記事もそうですが、桐谷ヨウさんの記事は、どれも男女の心理に鋭く切り込んでいて、読んでいて「女子ってこう考えてるんだ〜」「男子ってこうだな…」と気付きことばかりです。恋愛中の方、気になっている異性がいる方は、ぜひ読んでいただきたいブログです〜!
男と女にだってBLは成立するんだよ……『テンプリズム』で熱くなる、夏
漫画レビューサイト「マンガHONZ」での、ひらりささんのレビューは、「男と女にだってBLは成立する」という衝撃的なタイトル。ひらりささん独自の観点で、『テンプリズム』の萌えポイントを見出し、ニキ×事九のカップルを推されてました…凄い。ひらりささんによると、「関係性萌え」できるポイントは、少なくとも7あつあるそうです…!!
40歳を過ぎた「老人」を消し去るシステムが生みだす経済成長とそれぞれの正義『テンプリズム
同じく「マンガHONZ」の、レビュワー角野信彦さん(@FamesJp )のレビューは、「「文明」が衝突すれば、そこにはふたつの正義があらわれ、それぞれの正義が歴史を生みだす。」という書き出しから始まる、重厚なレビューです。『テンプリズム』で描かれる、骨の国のシステムや争いを、現実の国家を例に挙げながら進んでいくこのレビューは、ぜひ、最新刊まで『テンプリズム』を読んでいる方には読んでいただきたい、深い内容のものになっています!
面白いレビューを書くコツって・・・
担当編集は、月に1回、「マンガHONZ」 (@mangahonz )でレビューを書いています。そこで、『テンプリズム』のレビューを描いてくださった角野さんに、「面白いレビューを書くコツ」を聞いたところ、「場面をピックアップすることはあってもいいんだけど、あらすじを書いちゃうと読まれない。レビューは作品を光にして、自分の人生とか社会とかを照らしだして、その影を描くんだよ。」と教わりました。レビューを書いてみよう!と思った方は、ぜひご参考にしてみてくださいね!
また、同じ作品の、違うレビューを読んでいくと、作品の色んな見方を知れるだけでなく、レビューを書いた人の個性を知ることができます。そのレビューを書いた人と、感性が合うなら、その人のオススメにする他の作品も読んでみると、より楽しい漫画に出会えるかもしれませんね。