芸術フェスティバルに参加する日本現代舞踊協会の演目は『白鳥の湖』。そのコール・ド・バレエ(群舞)に欠員が出た。補充候補に選ばれたのは、真奈とすばる。しかし、すばるは練習で周りと合わせることが出来ず、演出家・熊沢に踊りを否定され、失格を告げられた。「一週間後を見て!」とたんかを切ったすばるは、サダから「群舞を成功させるには、周りの空気を感じること」とアドバイスを受け、マジックで黒く塗ったサングラスをかけたまま街中を歩く特訓を始める。約束の日より早い5日後、再び熊沢の前に現れたすばるは…!? また、五十鈴はかつて、怪物と呼ばれるほどの有名なダンサーで、熊沢は五十鈴のパートナーであったことが分かる。
第10~20話
■あらすじ
呉羽バレエスタジオでのレッスンで、輝きを増しはじめたすばる。これまでは踊ることに対して漠然とした思いしか抱いていなかったが、学校での進路指導をきっかけに「踊りだけやって暮らせないかなぁ」と思うようになる。そして、そんなすばるの将来を考えた五十鈴は、今後すばるを「パレ・ガルニエ」の舞台には上げないと決めるのだった!!(第1話)
B6判 216頁 / 定価 505円(税別) / ISBN 4091860028 / 発売 2000.08.30
(ビッグコミックス 第2集より)